4月28日に無事、支援物資を熊本へ送り
バタバタとしていたところで雨が降っていました。
・・・どうする?今から行く?
と大さんこと早崎の口から飛び出す言葉。
へっ!?・・・・い、今からぁーっ!?
と、いうことで急遽、お店を閉じて宿泊準備。
そう、何を隠そう、明日は謙信公のご命日と
温故会の集まりでございます。
雨の中、鍋越峠を走り抜ける。
これも、謙信公にお花を手向けるため。
早朝6時30分から温故会が始まる。
早いのよぉ~・・・。

あ・・・・あの後ろ姿は!?
上杉家ご当主であるお殿様と奥様も
いらっしゃっておりました。
仏教のお話を聞きく中、謙信公の感動の一つ。
謙信公の「血染めの願文(看経之次第)」
看経之次第-お経を読む順番を記したもの
越中を存知のままに手に入れ-越中を平定したのならば
明年一年は必ず日々看経申す-来年一年日々このお経を読みます
戦国時代、必勝祈願をする武将がいる中、
謙信公は越中平定後の読経を誓ったものであった。
僧謙信公として越後・越中の平和を祈る誓い。
阿弥陀仏の功徳-罪滅-(人々の罪穢れを取り除く)と極楽往生
●謙信公自ら家臣を戦に従わせ人々を殺めた罪を除く願い
●家臣、敵将が戦で人々を殺めた罪を除く願い
●謙信公自らが極楽浄土に往生したいとの願い
●戦で命を落とした人々(家臣、敵将)の極楽往生の願い
これを怨親平等といい、敵も味方も区別なく供養する日本独特の風習とされています。
謙信公のお人柄や苦悩を感じさせる学びでした。
温故会を終え、謙信公の御前で手を合わせ

香を焚き、風に煙る。
そして、大さんは実験(笑)
ほら、ごらん。真ん中に香を焚いても
風向きにも関わるけど横から燃えるんだよ。
山の噴火だって真ん中から始まるように
思えるけど、実は脇から来ることが多いんだね。
ほぉ~! と謙信公の御前で(笑)
いつもこの砂も所長が丁寧に整えていた。
今はすでに引退され、どこか寂しさを感じ。
「今日は有難うございました」と先生方に伝え
「おぉっ! もう行くのか。気をつけてな。来月な!」
「はい!」
と上杉家御廟所をあとにしました。
仕事を兼ねて急遽走った米沢でございましたが
とても有意義な時間を過ごせました。
私達も謙信公の「義」を重んじ、継承していきたい。
苦しんでいる人がいたら手を差し伸べ、
それが時として敵だとしても、同じ人間。
戦うのならば健全な時に戦えばいい。
何か、今訪れている日本の現状に
謙信公を通して感じるものがあったように思えます。
4月29日 謙信公のご命日に学んだ術を大切に。
コメント
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こんばんは!謙信公の「血染めの願文」初めて知った!凄い内容に興味津々!普通、血染めと云うからには、結構、呪いのような願掛けが多い時代なのに、やっぱり謙信公は違うね!因みに大さんのお勉強会、実践理論も楽しそうで、わかりやすい!納得です(笑)
私も本日、謙信公の墓前にて、ご挨拶をしてまいりました。貴重な謙信公のお話を知ることができたことにより改めて凄い方だと実感しました。本当にいつもありがとうございます!明日はいらっしゃりますよね?大さん&恵観公!?